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ジオン療法

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切らないで治療する痔の治療

痔核の解剖

痔核とは、肛門の粘膜下血管網に血がたまり、静脈瘤となってふくらんだ病気です。肛門の内部奥にできる内痔核が多く、瘤として飛び出してきたり(脱肛)、出血したりします。ALTA(ジオン)療法の対象になるのは、この内痔核です。痔には内痔核以外に、肛門の外側にできる外痔核や、肛門周囲の穴から血膿が出てくる痔瘻(孔痔あな痔)、肛門粘膜が裂ける裂肛(切れ痔)があります。

ALTA(ジオン)療法ってなに?

ALTAは、硫酸アルミニウムカリウム水和物・タンニン酸注射液の頭文字をとった略語で、ジオンという商品名が着いた注射用薬剤で、健康保険範囲内の治療です。
ALTA療法/アルタ療法/ジオン注射療法は、内痔核硬化療法のことで、痔核に直接ALTA(ジオン)注射を行い、痔核血管に炎症を起こして痔を小さくし、出血や脱肛を治療する方法です。痔核を切り取る手術法とは異なり、痛みを感じることのない直腸粘膜、粘膜下層に注射処置しますので、治療中治療後の痛みはほとんどありません。所要時間は10分~15分程度で、歩いて来院し歩いて帰宅する日帰り治療です。ALTA(ジオン)療法の対象となるのは、肛門の内側に位置して、排便毎に脱出する内痔核とぽたぽた出血する内痔核です。肛門外に位置する外痔核に関しては、軟膏による治療や切除が必要になります。

ALTA療法/アルタ療法/ジオン注射療法の実際

治療2時間以内の飲食は避けていただき、徒歩来院。来院後にレシカルボン坐薬という、排便を促す経肛門発泡剤を使用して、直腸内残便を排泄します。
点滴を入れて、右下側臥位でいよいよ治療開始。高温で会陰部周囲を消毒して、まず肛門周囲に注射で局所麻酔をします。肛門周囲の麻酔が効いたところで肛門鏡検査し、内痔核の位置と大きさを最終確認します。ジオン4段階注射法という方法で、ひとつひとつの痔核に対してしてそれぞれ、第1段階注射(上極部粘膜下層)、第2段階注射(中央部粘膜下層)、第3段階注射(中央部粘膜固有層)、第4段階注射(下極部粘膜下層)を行い、注入後マッサージで薬液を浸透拡散させます。この4段階注射を痔核毎に繰り返します。通常主痔核2~3カ所と副痔核に対して注射療法を実施します。
ALTA(ジオン)注射終了後は、約1時間安静にして、体調に問題ないことを確認してから帰宅となります。治療後は、翌日又は2日後、1週後、4週後に受診して経過を確認します。
治療後の痔核は徐々に脱出の程度が軽くなり、注射療法後、1週間から1カ月くらいで脱出がなくなります。治療後に、疼痛、出血、熱発があるときは、ご連絡をお願いします。

治療費はいくらぐらいかりますか?

費用は健康保険適用です。3割負担の方で初診時税抜き3,000~4,000円、施術日25,000円程度かかります。

術後の通院は必要ですか?

患者さまによって前後しますが、原則として、術後1日目、7日目、30日目にご来院いただいております。